記者会見で自民党総裁選への出馬を表明する河野太郎デジタル相(26日、国会内)

河野太郎デジタル相は26日、国会内で記者会見し、9月の自民党総裁選への立候補を正式表明した。「この国を前に進めたい」と述べた。

河野氏の総裁選への出馬は2009年、21年に続いて3度目となる。前回21年の総裁選では決選投票で岸田文雄首相に敗れた。

出馬に必要な国会議員20人の推薦人も確保した。出馬表明は小林鷹之前経済安全保障相、石破茂元幹事長に続き3人目となる。

河野氏は党内で唯一残る派閥、麻生派(志公会)に所属する。会長の麻生太郎副総裁にはすでに立候補の意向を伝え、了承を得ている。

河野氏は衆院神奈川15区選出で当選9回。米ジョージタウン大卒業後、富士ゼロックス(現富士フイルムビジネスイノベーション)に入り、1996年衆院選で初当選した。現在はデジタル相のほか、規制改革や国家公務員制度の担当相を務めている。

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