林芳正官房長官(63)は29日、自民党総裁選への立候補を正式表明する記者会見を早ければ9月3日に開くと記者団に明らかにした。台風10号の影響をにらみながら「事情が許せば」実施すると説明した。高市早苗経済安全保障担当相(63)は同9日に出馬会見を開催すると決めた。高市氏の事務所が発表した。
林、高市両氏は当初、週内に名乗りを上げる想定だったが、政府の危機管理対応を最優先し先送りした。
林氏は自身を支援する岸田派議員らと国会内で打ち合わせた後、記者団の取材に応じ「出馬意向を固めているが、官房長官として責任を持って災害対応に当たる」と述べた。
立候補に必要な20人の推薦人確保にめどが付いているが、岸田派からは上川陽子外相(71)も出馬意欲を示している。
高市氏は安倍晋三元首相の支援を受け、前回2021年総裁選にも出馬。「ポスト岸田」を問う共同通信の直近の世論調査では、石破茂元幹事長(67)、小泉進次郎元環境相(43)に続く3位だった。ただ小林鷹之前経済安保相(49)と保守系の支持層が重なる可能性がある。
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