公明党の石井啓一幹事長は30日の記者会見で、自民党で進む憲法改正の議論にくぎを刺した。改憲発議には衆参両院で総議員の3分の2以上の賛成が必要であるとして「自民だけでは発議はかなわない。他の政党にもどう働きかけて発議案をまとめていくのかが課題だ」と述べた。

 自民は憲法9条への自衛隊明記を含めた改憲発議を目指しているが、公明党は首相や内閣の職務を規定した72条や73条への明記を提唱し、立場に隔たりがある。

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