立憲民主党の野田佳彦元首相は30日、9月の党代表選で示す政策で保守層を取り込む要素を盛る考えを示した。記者団に「5日に発表する方針や構想ににじみ出ればいいと思う」と述べた。衆院選で国民民主党との選挙協力を目指す考えも改めて述べた。

出馬表明した29日に保守層の支持が厚い安倍晋三元首相にも触れた。野田氏は2022年に安倍氏が死去した際、衆院で追悼演説に臨んだ。

安倍氏が首相に返り咲いたことを踏まえ「どん底からはい上がる力はたくましい。思いの強さを学び、もう1回チャンスをつかみたい」と話した。

立民の小川淳也前政調会長は30日、党代表選に立候補しないと明かした。自身のX(旧ツイッター)に投稿した。小川氏は21年代表選に出馬した。当時の支持者の多くが今回は野田氏の出馬を望んでいたと説明した。

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