鳥取県は4日、不適切な選挙運動を防ぐ条例案の概要を発表した。1カ所の掲示板に張れるポスターは候補者1人につき1枚と明記する。当選を目的としないポスターには撤去命令を出すなどの措置を盛り込んだ。9月県議会での議決を経て、11月の施行を目指す。
東京都知事選の掲示板に同じポスターが多数張られた問題などを踏まえ、県独自の対応を協議してきた。条例案は公職選挙法の解釈と運用を徹底する内容とした。平井伸治知事は4日の記者会見で「現行法の趣旨を徹底させ、民主主義と地方自治を守りたい」と述べた。
表現の自由に配慮し、選挙管理委員会や警察など「関係機関は選挙活動における表現の自由を不当に侵害しない」との条文も盛り込んだ。
【関連記事】
- ・鳥取県、選挙ポスター条例案を9月議会に 有識者会議
- ・ポスターや政見放送どうする 「選挙の抜け穴」を考える
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。