自民党の加藤元官房長官は6日午後、国会内でみずからに近い議員と総裁選挙への対応を協議しました。

このあと加藤氏は記者団に対し、必要な推薦人20人の確保にメドが立ったとして立候補することを表明し、来週10日に記者会見を開いて決意や公約を説明すると明らかにしました。

その上で「安倍政権、菅政権、岸田政権でいろいろな仕事をして成果を出せたと考えている。こうした経験を基盤としながら多くの課題に答えを出したい。賃金、所得をどう伸ばしていくのかなど一つ一つに多くの人の声を結集し、仕事を進めていく」と述べました。

加藤氏は、衆議院岡山5区選出の当選7回で68歳。

旧茂木派出身です。

2003年の衆議院選挙で初当選し、党の総務会長や官房副長官などを歴任したあと、2020年に発足した菅内閣では官房長官を務めました。

厚生労働行政をはじめ、幅広い分野の政策に明るいことで知られ、これまでに3回厚生労働大臣を務め、新型コロナ対応の陣頭指揮もとりました。

総裁選挙の候補者は今の仕組みのもとこれまでで最も多かった5人を上回ることが確実となっています。

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