自民党の麻生太郎副総裁が、党総裁選に関し「人気投票になっては絶対にいけない。国の将来を間違えることになる」と話していたことが分かった。麻生派の高橋克法参院議員が7日、宇都宮市で開かれた茂木敏充幹事長の総裁選決起大会で明らかにした。

高橋氏によると最近、麻生氏と面会し、派閥が異なる茂木氏を総裁選で支援する考えを伝えた。麻生氏は、立憲民主党代表選で野田佳彦元首相や枝野幸男前代表が勝利した場合「大変な論戦をしなければならない。おまえの判断は間違っていない」と応じた。

10人超が出馬意欲を示し、混戦状態となっている現状について「今回は俺も全く読めない。こんな総裁選は初めてだ」とも話したという。〔共同〕

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