自民党の高市早苗経済安全保障担当相(63)=衆院奈良2区、9期=は9日、国会内で記者会見し、党総裁選(12日告示、27日投開票)への立候補を表明した。総裁選への出馬表明は7人目。高市氏の総裁選出馬は2021年の前回に続き2回目。 高市氏は記者会見で「国家の主権と名誉を守り抜くため、総合的な国力の強化が必要だ」と訴え、外交力、防衛力、経済力、技術力、情報力、人材力の6つの「力」を伸ばすと説明。「経済成長をあくまでも、どこまでも追い求める。日本をもう一度、世界のてっぺんに押し上げる」とも語った。

自民党総裁選への立候補を表明する高市早苗経済安全保障担当相=9日、国会内で(佐藤哲紀撮影)

高市氏はテレビキャスターを経て、1993年の衆院選に無所属で立候補して初当選。新進党などに所属した後、1996年に自民党入りした。総務相や党政調会長などを歴任。保守層からの支持が厚く、2021年の総裁選では安倍元首相の支援を受けた。(近藤統義) 

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