自民党の高市早苗経済安全保障担当相(63)は9日、国会内で記者会見し、党総裁選(12日告示、27日投開票)への立候補を表明した。防衛力強化により「日本を守り抜く」と強調。「令和の省庁再編が必要だ」と意欲を示した。今回の総裁選への出馬表明は7人目で、女性は初めて。

高市氏は会見で、派閥裏金事件による深刻な政治不信を踏まえ「首相と閣僚の給与を廃止する」と宣言。非核三原則のうち「持ち込ませず」に関し「議論しなければならない」と述べた。消費税減税については「今すぐ引き下げることは考えていない」としつつ、危機的な経済状況になれば「弾力的な運用はあり得る」との見解を示した。

小泉進次郎元環境相(43)らが提唱した解雇規制の緩和には「反対だ」と明言した。

記者会見で自民党総裁選への立候補を表明する高市早苗経済安全保障担当相=9日午後、東京・永田町

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