記者会見で自民党総裁選への出馬を表明する高市早苗経済安保相(9日、国会内)

自民党の高市早苗経済安全保障担当相の記者会見要旨は次の通り。

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【決意】

国家の主権と名誉を守り抜くには総合的な国力の強化が必要だ。

【憲法改正】

自衛隊を実力組織として揺るぎない位置付けとする。

【経済・財政政策】

何よりも経済成長を追い求める。戦略的な財政出動でイノベーションを促進し、雇用や所得を増やし、消費マインドを改善する。結果的に税率を上げず税収を増やし、強い経済をつくる。食料やエネルギー自給率は100%を目指す。

【政治資金問題】

関係議員の処分は党内議論を積み重ねて決着した。総裁が代わって、ちゃぶ台返しをしたら独裁だ。政党交付金は特定の幹部が使途を決め、多くの国会議員は政治活動が行える金額を受け取っていない。議員が窮しないよう公平に配分する。

【選択的夫婦別姓】

旧姓の通称使用を広く認める法案成立を優先すべきだ。

【靖国神社参拝】

祖国を守ろうとした方に敬意を表し続けることは私が希望するところだ。

【外交】

中国が沖縄県・尖閣諸島付近に設置したブイは、私が権限を持ったら撤去する。北朝鮮による日本人拉致問題解決に向け、NHKの国際放送を通じ国際世論を喚起する。

【非核三原則】

核兵器を「持ち込ませず」については、米国による拡大抑止の観点からしっかり議論すべきだ。

【省庁再編】

インテリジェンス機関の司令塔として「内閣情報局」を設置する。令和の省庁再編に挑戦する。〔共同〕

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