自民党の有志グループ「保守団結の会」(高鳥修一、赤池誠章代表世話人)は10日、党総裁選に向けて政策提言を公表した。「(旧姓の)通称使用が国内外に普及することを望む」と訴え、選択的夫婦別姓の導入に反対の姿勢を示した。

皇位継承に関しては女系天皇を認めず、男系男子を護持すべきだと記した。

高鳥氏は自民党を支える保守層が離れているとの認識を示し「保守政党としてのあり方をはっきり打ち出すべきだ」と主張した。総裁選の立候補者にも提言を届ける方針だ。

国と地方の基礎的財政収支(プライマリーバランス、PB)に代わる新たな財政指標を設けることも提起した。ライドシェアの全面解禁などの規制緩和については新自由主義的な経済政策だと指摘して検証を促した。

同グループは60人程度で構成し、高市早苗経済安全保障相が顧問に名を連ねる。生前の安倍晋三元首相も顧問を務めていた。

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