自民党総裁選に立候補の意向を表明した小泉進次郎元環境相が掲げるライドシェアの全面解禁について、島根県の丸山達也知事は11日の定例会見で「地方の移動の不便が解消するというのは完全な誤り」と批判した。

 丸山知事は、ライドシェアの全面解禁の効果は交通量の多い場所に限られると指摘。地方を念頭に、「タクシー会社がつぶれて、ライドシェアで(移動を)誰にも頼みようがない地域が広がる」と持論を展開。「東京に住んでいる人の感覚で全国制度をつくってもらっては困るという典型」と述べた。(垣花昌弘)

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