兵庫県の斎藤知事がパワハラの疑いなどで告発された問題で、県議会では12日、最大会派の自民党など4つの会派と無所属議員が斎藤知事に辞職を求めました。
第2会派の維新の会も今週、辞職を要求していて、県議会議員86人全員が辞職を求めたことになります。
このあと自民党県議団は会合を開き、斎藤知事が辞職要求に応じなければ定例議会初日の今月19日に、知事に対する不信任決議案を提出してその日のうちに採決を目指すことを決めました。
今後、ほかの会派にも共同提出を呼びかけることにしています。
自民党県議団の北野幹事長は記者団に対し、「知事に質問をしても全く生産性がなく、県民の理解が得られない。ほかの会派にも最終的な確認をしていきたい」と述べ、全会一致での可決を目指す考えを示しました。
斎藤知事「4年間の任期務める」
兵庫県の斎藤知事は、県庁で記者団に対し、すべての県議会議員から辞職を求められたことについて「私の政治姿勢などに対する厳しい指摘を真摯に受け止めなければならない。私自身も至らない点やよくない点はあると思うが、それでも、なお県政を担いたいという強い思いだ」と述べ、辞職しない考えを重ねて示しました。
その上で、今月19日から始まる定例県議会で不信任決議案が提出された場合の対応を問われたのに対し、「不信任決議案が提出、可決された場合は法律にのっとって考えていきたい。4年間の任期という負託を受けたので、任期を務める」と述べました。
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