公明党の山口那津男代表は16日、自民党総裁選と公明の代表選後に両党で結ぶ連立政権合意に関し、派閥裏金事件を踏まえ「信頼を回復するとしっかり柱に盛り込み、一丸となって進めていきたい」と述べた。総裁選各候補の論戦についても「信頼回復を競って努力してほしい」と注文した。

衆院解散・総選挙の時期を巡り、次期首相の判断だとして「われわれから議論することは控えたい。どういう判断があっても対応できるよう準備を進めたい」と語った。視察先の石川県輪島市で記者団の質問に答えた。

これに先立ち、能登半島地震で大規模火災が起きた「輪島朝市」を視察。焼け残った建物の公費解体を急ぐため、応援職員や業者の宿舎増設が必要だと指摘し「商店再生を一刻も早く進めたい」と強調した。〔共同〕

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