米国を訪問中の岸田文雄首相は21日(日本時間22日)、石川県で続く記録的な大雨について林芳正官房長官から電話で報告を受けた。X(旧ツイッター)に投稿した。能登半島地震の被災地で被害が出ていることを踏まえ「地元ニーズをよく把握して対応するよう指示した」と明かした。

首相は土砂災害などへの警戒を促した。林氏は22日、首相官邸で被害状況などの最新情報を確認した。記者団に「被害情報の把握や災害応急対策に全力をつくす」と語った。石川県の馳浩知事とも電話協議した。

林氏は自民党総裁選(27日投開票)に立候補している。「災害対応の公務を優先し総裁選日程への参加を中止する」と述べた。22日のフジテレビとNHKの番組での討論には選挙対策本部長の田村憲久元厚生労働相が代理で出演した。

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