立憲民主党は23日、都内のホテルで臨時党大会を開き、新代表に野田佳彦元首相を選出した。今回の代表選は泉健太前代表の任期満了に伴うもので、新代表の任期は2027年9月末まで。次期衆院選に向けた準備などのかじ取りを担う。
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代表選には野田氏、枝野幸男元代表、泉氏、吉田晴美氏の4人が立候補した。
新代表に選出された野田氏は「本気で政権を取りにいく覚悟だ。まずは臨時国会の準備、そして衆院選は間違いなく早い段階で実施されるだろうから、その戦いの準備をきょうから始めたい」と訴えた。
24日午前までに新執行部人事の骨格を決めると明言した。同日午後に人事を承認する両院議員総会を開くと説明した。
野田氏は衆院千葉4区選出で当選9回。民主党政権で財務相などを経て11年に首相に就任した。民進党で幹事長などを務めた後、20年の結党で加わった立民で党最高顧問に就いた。
代表選は国会議員と国政選挙の公認候補予定者、地方議員、党員・協力党員の投票に基づくポイントを争った。1回目の投票で野田氏は267ポイント、枝野氏が206ポイントを得た。泉氏は143ポイント、吉田氏は122ポイントだった。
首位の野田氏が過半数に届かず上位2人による決選投票に入った。国会議員、国政選挙の公認候補予定者と都道府県連の代議員が投票し、野田氏が計232ポイントで計180ポイントの枝野氏を上回った。
次の衆院選をにらんだ選挙態勢づくりが野田氏の喫緊の課題となる。立民は4月の衆院3補選で全勝したものの、7月の東京都知事選では共産党とともに支援した蓮舫氏が3番手だった。
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