立憲民主党は24日午後、両院議員総会を開き、野田佳彦代表の就任に伴う新執行部の骨格人事を決める。幹事長には小川淳也前政調会長(53)=衆院香川1区=を起用する案が浮上した。政調会長に当選4回の重徳和彦衆院議員(53)=衆院愛知12区、国対委員長に笠浩史国対委員長代理(59)=衆院神奈川9区=を充てる案も出ている。関係者が明らかにした。
野田氏は24日午前、他の幹部を含め人事案を最終調整した。小川氏ら3氏はいずれも代表選で野田氏を支持した。次期衆院選を見据えた挙党態勢の構築に向けて、代表選で争った枝野幸男元代表や泉健太前代表、吉田晴美衆院議員らの処遇にも注目が集まる。野党間の候補者調整などを担う選対委員長ポストも焦点だ。
野田氏は23日の記者会見で、人事に関し「私にない刷新感をどうつくるかは重要な観点だ」と説明。中堅や若手の積極登用を示唆していた。
早期の衆院解散論が飛び交う中、次期衆院選に向けて政権公約を策定する「次の内閣」と、総合選挙対策本部も週内に発足させる方向で調整している。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。