◆幹事長に小川淳也氏、政調会長に重徳和彦氏、国対委員長に笠浩史氏
両院議員総会で承認された立憲民主党の新執行部。左から水岡参院議員会長、重徳政調会長、辻元代表代行、小川幹事長、野田代表、長妻代表代行、大串選対委員長(佐藤哲紀撮影)
代表代行は、長妻昭政調会長(64)、辻元清美参院議員(64)、大串博志選対委員長(59)の3氏。辻元氏は留任となる。選挙対策委員長は、大串氏が続投し、代行職と兼務する。 野田氏は23日の代表選出時のあいさつで「今日からノーサイド。挙党態勢で政権を取りに行こう」と呼び掛けていたが、野田氏と決選投票まで競った枝野幸男元代表(60)は骨格人事には含めなかった。 小川氏ら中堅の3氏起用は、「刷新感を出したい」という野田氏の狙いに沿ったものとみられるが、いずれも代表選で野田氏を支援していたため、党内からは「あからさまな論功行賞人事」(党内中堅)と不満が出た。ベテラン議員は「自分が決めたら従えというのが野田氏のやり方だ」と指摘した。◆わき出る不満に「党内融和を図っていく」と小川氏
党内の不満に対し、小川新幹事長は24日、国会内で記者団に「自民党に代わりうる選択肢をつくるという推進力を生み出し、結果として党内融和を図っていく」と訴えた。 早期の衆院解散・総選挙の可能性がある中、野田氏は政権公約を策定する「次の内閣」と、総合選挙対策本部を週内にも発足させる方針。(中沢穣、我那覇圭) 鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。