防衛省は25日、1992〜93年に自衛隊が初めて国連平和維持活動(PKO)に派遣されたカンボジアでの活動記録の一部が、防衛省内で一時、所在が分からなくなっていたと明らかにした。過去に情報公開請求に「不存在」と回答したが、新たな請求を受けて探したところ統合幕僚監部内で見つかった。
防衛省によると、見つかったのはカンボジアに派遣された陸上自衛隊の活動をまとめた資料の一部。部隊運用の詳細が記載され、部隊派遣に役立てるため2006年に創設された統幕に移管されていた。移管前の03年には陸上幕僚監部において部分開示したことがあった。
今年7月に新たに開示請求を受け、統幕内を改めて探した結果、秘文書庫内で存在が確認された。請求者に25日に部分開示を決定した。過去の請求者にも文書発見を伝え、希望に応じて開示するという。
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