日本維新の会は、次の衆議院選挙に向けて、今後の党運営のあり方などを話し合うため、25日午後、両院議員総会を開きました。

冒頭、馬場代表は、3年前の選挙で推薦した兵庫県の斎藤知事がパワハラの疑いなどで告発された問題などに触れ「党に以前の勢いはない。本当に苦しいが頑張っていきたい」などと結束を呼びかけました。

総会は、およそ2時間半にわたり、出席した議員からは、次の衆議院選挙に向けて「政治改革などで自民党に対じする姿勢を強く示すべきだ」とか「野党第1党の立憲民主党と小選挙区の候補者調整を行うべきだ」などといった意見が出されました。

これに対し、馬場氏ら執行部は、党内では、与党を過半数割れに追い込む目標は共有されていると指摘した一方、立憲民主党との候補者調整については「政策の一致がなければ野合とも取られかねない」として、慎重な姿勢を重ねて示しました。

総会のあと藤田幹事長は記者会見で「国民が選挙での野党間の共闘を求めているかは懐疑的だ。お互いに正々堂々と支持を拡大し、与党の過半数割れを目指すことのほうが理解を得られる」と述べました。

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