斎藤元彦兵庫県知事は26日の記者会見で、自動失職後の出直し選出馬の意向を表明した。次々と光るカメラのフラッシュを浴びながら、会見冒頭は県政改革の成果をアピールし続けた。地元の高校生から激励の手紙をもらい出直し選を最終決断したと明かし、目に涙を浮かべる場面もあった。 午後3時ごろ、報道関係者約80人で埋め尽くされた県庁4階の記者会見室に、斎藤氏は黒のスーツと濃紺のネクタイ姿で現れた。立ったままマイクを握って話し始めると、知事給与削減や行財政改革などの自らの実績に関する言及に終始。会見開始から約10分後にようやく疑惑告発文書問題について「県民におわびしたい」と頭を下げた。 決断の時期を問われると、25日に高校生から辞めないでほしいと訴える手紙をもらったエピソードを目に涙をためながら披露した。県議会による不信任決議について「議会の判断だが、本当に知事が辞職すべきものなのかという思いが根底にある」と漏らす一幕もあった。
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