記者会見する自民党の石破新総裁(27日、党本部)

石破茂自民党新総裁の記者会見要旨は次の通り。

【衆院解散時期】 まだ首相として指名を受けていない。その時にきちんと判断していかないといけない。野党と論戦を交わした上で(国民に)判断してもらいたい。なるべく早く審判を受けなければならない。2つを合わせて適切な時期を判断する。

【派閥裏金事件】 ルールを守る政党でなければならない。守っているかどうか検証されるような仕組みをつくっていかなければならない。(処分された議員の)公認については党選対本部で議論して判断する。公認権者である私も説明責任を果たす。

【外交・安全保障】 米国に自衛隊の訓練基地を作ることは、日米同盟強化のためには極めて有効だ。日米地位協定の改定は防衛庁長官や防衛相の時に議論を提起した。外務省、防衛省とよく確認を取りながら具体化していきたい。

【経済】 岸田文雄首相が努力してきたデフレ脱却を確実なものにしなければならない。物価上昇を上回る賃金上昇を実現する。新しい資本主義にさらに加速度をつけたい。

【人事】 人事は白紙だ。総裁選で共に戦った方をそれぞれ最もふさわしい役職にお願いするのは当然のことだ。派閥はもうなくなった。どの派閥から何人と考えることはしない。

【能登地震・豪雨】 石川県能登半島の震災や豪雨対策は、補正予算の編成を待っているわけにはいかない。基本的に予備費で対応したい。

【参院合区解消】 参院の「合区」解消は憲法改正によらなくても可能との議論は党内にもある。できるだけ早くやりたい。〔共同〕

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