林氏は、衆議院山口3区選出の63歳。
旧岸田派の出身です。
商社に勤務したあと、大蔵大臣を務めた父・義郎氏の秘書官などを経て、1995年の参議院選挙で初当選しました。
参議院選挙には5回連続で当選し、この間、防衛大臣や農林水産大臣、文部科学大臣などを歴任しました。
3年前の衆議院選挙で山口3区に立候補して初当選し、岸田内閣で去年9月まで外務大臣を務めたほか、去年12月に自民党の派閥の政治資金パーティーをめぐる問題で松野前官房長官が辞任したのに伴って、後任の官房長官に就任しました。
林氏は、今回の総裁選挙では、旧岸田派の議員を中心に支持を集めて1回目の投票で4位となり、一定の存在感を示しました。
林氏はきのう総裁選挙のあと記者団に対し「1人の党所属の国会議員として石破新総裁を支え、いろいろな課題にしっかりと立ち向かっていけるよう努力したい」と述べていました。
石破新総裁としては、総裁選挙で争った林氏の起用を通じて挙党態勢を築くとともに、重要ポストを多く務め、政治経験が豊富な林氏の手腕をいかすことで政権運営を円滑に進めたい狙いがあるものとみられます。
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