記者会見を終え、記念写真に納まる自民党新執行部の(左から)小野寺五典政調会長、森山裕幹事長、菅義偉副総裁、鈴木俊一総務会長、小泉進次郎選対委員長(30日午後、党本部)

自民党新執行部の30日の記者会見要旨は次の通り。

▽石破茂総裁

10月1日に首相に選出されれば直ちに組閣する。新政権はできる限り早期に国民の審判を受けることが重要だ。諸条件が整えば10月27日に衆院解散・総選挙を行いたい。首相就任前の衆院解散表明は異例のことだが、不適切とは考えていない。

▽菅義偉副総裁

わが国は経済、安全保障、少子高齢化など難しい問題を抱えている。石破氏を先頭に経済や安保の難しい課題に取り組み、国民の負託に応えたい。石破氏からは全体を取りまとめてほしいと指示があった。

▽森山裕幹事長

政策活動費の在り方について、議論の基礎は党として出来上がってきた。野党の意見を聞きながら位置付けをしていく。総裁選では戦ったが、総裁選で出た結論にみんなが真摯に謙虚に向かっていくことが大事だ。派閥裏金事件関係議員の公認是非は、国民の信頼に値する決定を考えなければならない。

▽鈴木俊一総務会長

どんなに激しい議論があっても、いったん決まれば全員従う良き伝統を守っていく。

▽小野寺五典政調会長

石川県能登半島地震、大雨について、政府と連携し被災者、地元自治体を支援する。衆院解散に向けて速やかに政権公約を取りまとめる。北大西洋条約機構(NATO)のアジア版や日米地位協定改定については、石破氏の指示があれば議論していく。

▽小泉進次郎選対委員長

目の前に迫っている衆院選に向けた準備に専念したい。能登半島地震被災地の復興を進める。

女性も男性も若者も自民から出たいと思われる党に生まれ変わらなければいけない。最高の党をつくり上げられるよう努力したい。

〔共同〕

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