公明党大会で新代表に承認され、あいさつする石井啓一氏(28日、東京都千代田区)

公明党の石井啓一代表は30日夜のBSフジ番組で、衆院埼玉14区から立候補する次期衆院選対応を巡り、比例代表との重複立候補をしない考えを示した。「小選挙区一本で戦う。重複すると士気が落ちる」と述べた。石井氏は次期衆院選で初めて小選挙区に挑戦する。

2009年衆院選で当時の太田昭宏代表が小選挙区単独で出馬し、落選した経緯もある。党内からは「二度と代表を落とすわけにいかない」(幹部)として重複立候補を検討すべきだとの声も出ていた。

番組で石井氏は自民党総裁選で派閥裏金事件を受けた政治改革を巡り、政策活動費の廃止を訴える候補者が多かったとして「もう一段改革が必要だ」と指摘した。衆院選で自民党との共通公約を策定する可能性を示唆した。〔共同〕

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