▼首相指名選挙 首相に関し「国会議員の中から国会の議決で、これを指名する」と定める憲法67条の規定に基づく選挙。衆参両院の本会議で実施する。党総裁選の直後や内閣総辞職後の国会で行われ、他の案件よりも優先される。

衆参両院ともに記名投票で、投票総数の過半数を得た議員に決定する。過半数を獲得した議員がいない場合は上位2人による決選投票をして多数決で決める。衆参両院で異なる結果となったときは両院協議会を開いて話し合う。それでも意見が一致しなければ衆院での議決が優先される。「衆院の優越」の原則に準ずる。

自民党総裁に就任した石破茂氏は1日召集の臨時国会で実施した首相指名選挙を経て第102代首相に就いた。石破氏は衆院で投票総数461票のうち291票、参院で242票のうち143票を集めた。 

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