岩屋毅外相は2日夜、ブリンケン米国務長官と電話で約15分間会談した。日本外務省によると、両外相はイランによるイスラエル攻撃に関し「中東地域における全面戦争に拡大することへの深刻な懸念」を共有。「エスカレーションを強く非難する」ことを確認した。事態の沈静化に向けて緊密に連携していくことも申し合わせた。

岩屋氏は会談で「かつてなく強固になった日米同盟をより一層強化していきたい」と強調。同盟の抑止力・対処力を一層強化し、経済安全保障などの分野で緊密に連携していくことで一致した。早期に対面の外相会談を行うことでも合意した。

岩屋氏によると、石破茂首相が主張する日米地位協定見直しや「アジア版北大西洋条約機構(NATO)」創設は話題に上らなかったという。

ブリンケン米国務長官との電話会談後、記者団の取材に応じる岩屋毅外相=2日午後、外務省

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