立憲民主党山梨県連は3日、次期衆院選で山梨2区への候補者擁立を断念したと発表した。この日夕、甲府市内で開いた拡大常任幹事会で正式に決めた。

 県連によると、県ゆかりの候補者擁立を目指して、党本部の紹介で8月ごろから、両親が山梨2区出身という東京都在住の50代男性と接触していたという。

 拡大常任幹事会終了後に記者会見した県連代表の小沢雅仁・参院議員は、この男性と2日に面会し「今回のタイミングでは環境が整わない」という趣旨の返事を受けたと明かした。小沢氏は「1区に集中して何としても(小選挙区の)議席を奪還したい」と述べた。

 前回の衆院選では、山梨2区に元杉並区議を擁立したが、自民の堀内詔子氏(58)に大差で敗北。その後、元杉並区議は埼玉8区に移った。

 山梨2区にはいまのところ、堀内氏と、共産新顔の大久保令子氏(74)が立候補する見通しだ。(米沢信義、豊平森)

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