自民党は4日の総務会で、派閥裏金事件を踏まえ、政治改革を議論する石破茂総裁(首相)直属の「政治改革本部」の新設を決めた。既存の「政治刷新本部」と「党改革実行本部」を統合した。本部長には渡海紀三朗前政調会長が就いた。

 自民は27日投開票の衆院選公約の柱に政治改革を掲げる方針だ。党組織を整備することで、改革に向けた姿勢をさらにアピールする狙いがある。渡海氏はリクルート事件を受け、首相らと「ユートピア政治研究会」を結成するなど改革に取り組んできた経緯もあり、適任と判断した。

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