公明党東京都本部は5日、公明会館(新宿区)で開いた都本部大会で、新しい代表に衆院議員の岡本三成氏(59)を選出した。

 代表だった高木陽介氏(64)は、次期衆院選に出馬せず政界引退することが決まっている。4月に体調不良で入院し、9月に療養から復帰したが、議員活動の継続が難しいと判断していた。

 岡本氏は代表選出後の記者会見で、今月27日投開票の衆院選の目標について「自公連立の中で(都内)唯一の小選挙区としてお預かりしている29区で必ず勝つ。比例東京ブロックでは少なくとも現状維持(2議席)し、新たに3人目も当選させたい」と話した。

 派閥の裏金事件で処分を受けた自民党候補に対しての推薦については「個々人の方の状況を見極め、推薦するかどうかを決めるというのが大原則。これまでの成果や地域貢献など様々なことを総合的に考えて判断する」とした。(太田原奈都乃)

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