共同通信社は29日、今回の衆院選比例代表で各党が得た票数を基に、2025年参院選の結果を試算した。与党は改選125議席(選挙区74、比例50、東京選挙区で実施見通しの欠員補充1を含む)のうち、自民党35議席、公明党9議席にとどまった。非改選を合わせ119となり、定数248の過半数を割り込んだ。勝敗の鍵を握る改選1人区は与党が3勝29敗となった。
衆参両院で選挙制度が異なり、政治状況も影響するため実際の獲得議席は変わる可能性がある。
改選1人区では公明の支援を受ける自民に対し、立憲民主、日本維新の会、共産、国民民主、れいわ新選組、社民の6野党が立民に一本化すると想定した。維新を除く5野党一本化のケースでは、与党は10勝22敗。一方、6野党が個別に候補を立てると、与党の29勝3敗となった。
6野党がまとまった場合、自民が1人区で勝利したのは鳥取・島根、山口、熊本。選挙区で21議席、比例で14議席を獲得した。立民は複数区で14議席、比例11議席。1人区の29議席と合わせれば計54議席となる。
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