公明党は7日の党会合で、新代表に斉藤鉄夫国土交通相を推薦すると決めた。10月の衆院選で落選した石井啓一代表の後任となる。9日の臨時党大会で斉藤氏が正式に党代表に就任する予定で、党勢の立て直しを担う。
斉藤氏は衆院広島3区選出で当選11回。党幹事長や政調会長、環境相を経て2021年10月から国交相を務める。自民、公明両党は衆院選で少数与党となり今後、難局が予想される。党内から経験や人脈のある斉藤氏が適任との声が相次いだ。
公明党は衆院選で公示前よりも8議席減らし、24議席にとどまった。比例重複をかけずに小選挙区に立候補した石井氏をはじめ、佐藤茂樹副代表、党内で期待されていた中堅らも落選した。石井氏は9月28日に開いた党大会で、山口那津男前代表の後任として代表に就任したばかりだった。
25年には参院選、公明党が重視する東京都議選も控える。斉藤氏のもとで党勢の回復を急ぐ。
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