任期満了に伴う2025年春の名古屋市長選に立候補を表明している大塚耕平参院議員は30日、国民民主党を同日付で離党し、党政調会長などを辞任したと発表した。3月の後援会会合で、無所属での市長選出馬に向け、24年度政府予算の成立後に離党する考えを明らかにしていた。

大塚氏によると、3月29日に離党届を提出。4月23日の役員会で党内手続きを終えたという。

現職の河村たかし市長は30日の記者会見で、自身の対応について「もう一度頑張れという人もいるが、なかなか悩ましい」と述べるにとどめた。

大塚氏は日銀職員を経て、01年参院選愛知選挙区に当時の民主党から出馬し、初当選した。民主党政権で内閣府副大臣や厚生労働副大臣を務めた。現在4期目で、任期は25年7月まで。

〔共同〕

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