観閲式は埼玉県の陸上自衛隊朝霞訓練場で行われ、石破総理大臣がおよそ600人の自衛官を前に訓示しました。
この中で石破総理大臣は、ことしロシアや中国の軍用機が相次いで日本の領空を侵犯したことについて「主権の重大な侵害で全く受け入れられない」と非難しました。
さらに、北朝鮮が弾道ミサイルの発射を繰り返していることも踏まえ「戦後、最も厳しく複雑な安全保障環境に直面する中、外交カと防衛力の両輪をバランスよく強化する」と述べました。
また、アメリカ大統領選挙で勝利したトランプ氏と電話で会談したことに触れ「日米同盟を新たな高みに引き上げるために協力していくことを確認した」と述べ、同盟強化に取り組む考えを示しました。
さらに、敵の射程圏外から攻撃できる「スタンド・オフ・ミサイル」の整備など、防衛力を抜本的に強化するとともに、自衛官の処遇を改善する考えを示した上で「わが国の独立と平和を守ることは私たちの取り組みの柱だ。諸君の先頭に立って、国民を守り抜く覚悟だ」と強調しました。
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