5月26日投開票の静岡県知事選を巡り、公明党県本部は30日に持ち回りの中央幹事会を開き、自主投票とすることを決めた。出馬予定の元県副知事の大村慎一氏と前浜松市長の鈴木康友氏が推薦を求めていた。蓮池章平代表代行は「地域性や人間関係などでどちらか一人に推薦を出すことに意見集約できなかった」と説明した。
蓮池代表代行は両氏に大きな政策の違いがないことも理由とした。大村氏は自民党県連、鈴木氏は野党系の推薦・支援を得ており、共産党静岡県委員長の森大介氏は25日に党公認で出馬表明した。公明県本部も対応を協議してきたが大村氏と鈴木氏とで推薦への意見が割れ、自主投票を求める意見も挙がっていたことから24日に予定していた記者会見を延期していた。
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