【台北=共同】台湾次期総統の頼清徳副総統は30日、訪台した自民党青年局の鈴木貴子局長と会談した。5月20日に総統に就任した後も「日本と各方面で協力を強化し、台湾と日本の人々の間の感情を深めたい」と述べた。総統府が発表した。

頼氏は統一圧力を強める中国を念頭に「覇権主義が幅を利かせ、地域の平和と安定を脅かしている」と述べ、地域の安定のために日本と協力したいとの考えを示した。

鈴木氏は台湾東部沖地震への見舞いと、能登半島地震での台湾からの支援に対する謝意を表明。日台関係は一層強固になるだろうと強調した。

一行は蔡英文(ツァイ・インウェン)総統とも会談。鈴木氏は東部沖地震を受け自民党が全国で集めた寄付金の目録を蔡氏に手渡した。

青年局は党と台湾との交流窓口役となっている。一行は4月29日〜5月3日の日程で台湾を訪問している。

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