立憲民主党の野田佳彦代表は15日の記者会見で、28日召集予定の臨時国会に向け、自民党派閥の裏金問題に関与した国会議員たちが衆参両院の政治倫理審査会で弁明するよう自民側に求めていく考えを示した。「解明が十分に進んでいない。機会あるごとに要求していきたい」と述べた。

 先の通常国会では、野党側が83人の議員に対して政倫審への出席を呼びかけたのに対し、出席者は9人にとどまった。野田氏は出席していない議員らについて「非協力だ。反省する気持ちがあるならば、説明責任を果たそうとの気持ちになると普通は思う」と批判した。

 臨時国会では「政治とカネ」の問題の再発防止に向けた政治資金規正法の再改正などについての与野党協議が行われる見通しとなっている。(大久保貴裕)

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