会談する石破首相(右端)、バイデン米大統領(奥中央)、韓国の尹錫悦大統領(手前から2人目)=15日、ペルー・リマ(共同)
【リマ共同】石破茂首相、バイデン米大統領、韓国の尹錫悦大統領は15日(日本時間16日)の3カ国首脳会談後に発表した共同声明で、北朝鮮とロシアの軍事協力の深化を「特に悪質」と指弾した。ロシアについて、国連の事実上の最高意思決定機関である「安全保障理事会常任理事国」と言及して問題視。ウクライナ侵攻を続けるロシアへの北朝鮮派兵を巡り、ロ朝指導者の決定を強く非難した。 日米韓は自由で開かれた、ルールに基づく国際秩序への支持を堅持していると強調。インド太平洋情勢を巡り、海洋進出を強める中国を念頭に、新たな海洋安保と法執行協力の枠組みの構築を明らかにした。一方的な現状変更の試みに強く反対する姿勢を示したが、中国を名指ししなかった。ウクライナ支援を継続する姿勢も示した。 日米韓協力について安全保障や経済安保、人工知能(AI)など重要・新興技術分野で緊密に連携してきた経緯を明記した。ただトランプ次期米大統領は多国間の枠組みに後ろ向きで、今後の協力進展は不透明だ。記事に『リアクション』ができます。ご利用には会員登録が必要です。
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