【リマ時事】石破茂首相は16日(日本時間17日)、訪問先のペルーの首都リマで記者団に対し、今回の南米訪問に合わせて調整していたトランプ次期米大統領との会談は見送ることになったと表明した。その上で、来年1月の大統領就任をにらみ、できる限り早期の会談を目指す考えを強調した。
首相はペルーに続いてブラジルを訪れ、21日に帰国する予定だが、トランプ氏との会談が決まれば日本到着を遅らせる構えだった。首相は記者団に「当初の予定通り帰国する。トランプ氏との会談の予定はない」と明言。「双方が最も都合の良い時期になるべく早期に会談を行いたい」と語った。
首相によると、米国内法「ローガン法」に基づき大統領就任前の外交交渉は制限されているとして、トランプ氏側から「現時点ではいずれの国とも会談は行わない」との説明があった。トランプ氏には多くの首脳から面会の希望が寄せられているという。
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