17日夜に開票される兵庫県知事選の中間投票率は、同日午後5時現在で26.24%。前回の同時刻を6.63ポイント上回っている。県選挙管理委員会が発表した。

 県選管によると、投票日前日の16日までに期日前投票を済ませた人は94万4541人で過去最多。選挙人名簿登録者数の20.96%にあたる。前回の知事選60万1439人の1.57倍だった。

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 今回の知事選では、前知事が失職するに至った内部告発文書問題への対応の是非や、知事としての資質が主な争点となっており、県民の判断が注目されている。

 兵庫県では、1962年から59年にわたり、東大卒で、旧内務省と旧自治省(いずれも総務省の前身)出身の官僚が副知事を経て知事を務めてきた。金井元彦氏、坂井時忠氏、貝原俊民氏、井戸敏三氏の4人だ。

 5期20年務めた井戸氏が引退した後の前回(2021年)知事選は、いずれも東大卒で総務省官僚だった元大阪府財政課長の斎藤元彦氏と、元副知事の金沢和夫氏の2人をはじめ、計5人が争った。投票率は41・10%。斎藤氏が85万8782票を得て、60万728票の金沢氏らを破り、初当選を果たした。

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