林芳正官房長官は21日、衆参両院の議院運営委員会理事会に出席し、臨時国会を28日に召集すると正式に伝えた。政府が年内の成立を目指す2024年度補正予算案は12月9日に審議入りする見通しだ。自民党派閥の政治資金問題を受けた政治資金規正法の再改正も論点となる。
会期は12月21日までを見込む。
石破茂首相は29日、衆参両院の本会議で所信表明演説をする。12月2〜4日の3日間で代表質問を終えたあと、補正予算案の審議に入る前に1日ずつ衆参両院の予算委員会を開く。首相と全閣僚が出席し、与野党で論戦を交わす。
政治資金規正法の再改正を巡り、自民、公明両党の幹事長、国会対策委員長は19日、与野党で論点整理をする協議体の設置に向け野党に呼びかける方針を確認した。
与野党は調査研究広報滞在費(旧文書通信交通滞在費)の使途公開も議論する。衆院は20日、与野党の代表者による協議を開始した。早期の法改正に向け意見の集約を目指す。
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