東京都選挙管理委員会は21日、都内の政治団体の2023年の政治資金収支報告書を公表した。収入総額は126億9900万円と、前年から10.7%増えた。同年4月に統一地方選挙があり、政治活動が活発となったとみられる。ただ、新型コロナウイルス禍の影響も残り、記録が残る1989年以降で過去4番目の低さだった。

報告書を提出した政治団体数は4211で、提出率は98%だった。収入の内訳は「寄付」の54億8100万円が最も多く、前年から17.4%増えた。次いで「本部支部交付金」の38億300万円(9.5%増)、「党費または会費」の16億1800万円(0.4%増)の順だった。政治資金パーティーによる収入は9億4200万円で、9.2%減少した。

支出総額は13.1%増の129億400万円。支出も過去4番目の低さだった。

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