会談は27日午前、国会内で行われました。

この中で芳野会長は「衆議院選挙では連合として『与党を過半数割れに追い込み、今の政治をリセットする』という明確な方針を掲げ、結果に結び付いた。これを参議院選挙につなげていかなければならない」と述べました。

これに対し、玉木代表は「衆議院選挙で約束したいわゆる『年収103万円の壁』の引き上げなどで政府・与党と厳しい交渉を続けている。選挙で掲げた政策の実現に取り組み、その実感を持って来年の参議院選挙に向けた対応をさらに強化していきたい」と述べました。

会談で両氏は、参議院選挙に向けて、立憲民主党を含む3者で基本政策が一致するよう協議を進めていくことを確認しました。

一方、芳野氏が参議院選挙で候補者の一本化などの調整を行うよう求めたのに対し、玉木氏は基本政策での合意が先決だという従来の考えを伝えました。

また会談で、玉木氏は、一部で報じられた女性との不倫関係をめぐり「私のプライベートな問題で期待をいただいた多くの皆さんに多大なるご迷惑とご心配をおかけし、改めて心からおわびを申し上げたい」と陳謝しました。

国民 玉木代表“基本政策の協議 さらに推進”

国民民主党の玉木代表は記者団に対し「基本政策の協議は、野田代表とも話して『行っていこう』ということになっているので、参議院選挙も視野に入れながらさらに推進していきたい。候補者調整は国の根幹に関わる政策で一定の合意が図られたうえで、連合を交えた3者で動かしていけるように真摯(しんし)に立憲民主党との協議に向き合っていきたい」と述べました。

連合 芳野会長「候補者調整は両党で」

連合の芳野会長は記者団に対し「参議院選挙に向けて、やはり候補者調整は両党で行ってもらいたいと伝えた。政策合意については、本部レベルでなかなか合意できなくても、地域ごとに進めていってほしい」と述べました。

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