防衛省統合幕僚監部は29日、中国とロシアの戦闘機や爆撃機など計10機が日本海から東シナ海にかけて長距離の共同飛行を行ったと発表した。両国軍機による大規模な共同飛行は昨年12月以来で8回目。今年8月には中国機が、同9月にはロシア機が日本の領空を侵犯した。
政府は日本周辺での活動の頻度が上がっているとして、外交ルートを通じ両国に重大な懸念を伝えた。
同省によると、共同飛行には中国軍のJ16戦闘機やY9情報収集機、ロシア軍のSU35戦闘機などが参加。29日午前から午後にかけて対馬海峡上空を抜ける形で共同飛行した。
空自の戦闘機が緊急発進して対応。領空侵犯はなかった。J16とY9の対馬海峡通過公表は初。活動区域の拡大などについて同省は「示威行動を明確に企図したもの」と分析している。
〔時事〕
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