国会議事堂

衆院の泉健太国家基本政策委員長(立憲民主党)と参院の浅田均同委員長(日本維新の会)は29日、国会内で会談し、党首討論の活性化を目指す方針で一致した。来年の通常国会以降の開催定例化や、1回45分間の開催時間の拡大などを検討する。関係者が明らかにした。

衆院での与党過半数割れを受け、立民が国家基本政策委員長ポストを獲得したことで、党首討論見直しの機運が高まった形。党首討論は近年、開催頻度が減り、形骸化が指摘されていた。

首相と野党党首が一対一で対決する党首討論は、英国議会の「クエスチョンタイム」を参考に2000年に導入された。12年には当時の野田佳彦首相(現立民代表)が衆院解散を表明した歴史的舞台となった。今年10月9日の衆院解散前に実施された党首討論は与野党の合意を踏まえ、80分間に延長して実施された。〔共同〕

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