石破茂首相(自民党総裁)は3日の参院本会議で、来夏の参院選を巡り「公認・非公認の判断について(衆院選と)違う対応を行うことは現時点では考えていない」と述べた。立憲民主党の辻元清美代表代行の代表質問に答えた。
自民党は10月の衆院選で党派閥の政治資金問題で政治資金収支報告書に不記載のあった候補を非公認としたり、比例の重複立候補を認めなかったりした。
①党が「選挙における非公認」以上の重い処分を決定した議員②「非公認」より軽い処分が継続中で政治倫理審査会での説明責任を果たしていない③地元で十分に理解が進んでいない――の3つのいずれかの条件で非公認とした。
首相は「国民の皆様方に納得していただけるような対応のあり方を考えていく」と主張した。
衆院選での対応を受け、不記載のあった自民党旧安倍派の参院議員27人が従来の消極姿勢を一転させ、参院政倫審に出席する意向を示している。
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