石破茂首相は3日、首相官邸で能登半島地震の復旧・復興支援本部を開いた。被災地が冬を迎えたことを踏まえ、4点の重点項目に取り組むよう関係閣僚に指示した。災害公営住宅の整備やなりわい再建、インフラ復旧、家屋の公費解体を挙げた。
首相は「復旧・復興に全力で取り組み、災害対策の強化を車の両輪として進める」と述べた。経済対策に復旧・復興支援の施策を盛り込み、裏付けとなる補正予算案を11月29日に決定した。政府は補正予算を活用して4点の重点項目を進める。
災害公営住宅は国による補助の限度額を引き上げる。家屋の公費解体では豪雨被害を受けて宅地や農地などにまたがって堆積した瓦礫を撤去するために省庁横断で対応する。首相は「被災者目線で早期に撤去してほしい」と語った。
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