林芳正官房長官は7日の記者会見で、サイバー攻撃を未然に防ぐ目的で相手のシステムへアクセスする「能動的サイバー防御」の有識者会議について「できるだけ早期に開催できるように努力していきたい」と述べた。政府は5月にも初会合を開く方針だ。
日本のサイバー対応能力の向上に関し「現在の安全保障環境に鑑みるとますます急を要する重要な課題だ」と指摘した。「可能な限り早期に能動的サイバー防御を可能とする法案を示せるよう検討を加速している」と説明した。
政府は2022年12月に改定した国家安全保障戦略に能動的サイバー防御の導入を明記した。有識者会議では秋に想定する臨時国会での法案の提出を念頭に具体的な論点を詰める。
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