岸田首相=8日

 岸田文雄首相は、6月15~16日にスイス中部ビュルゲンシュトックで開かれるウクライナ和平案に関する「世界平和サミット」に出席する方向で調整に入った。同月13~15日にイタリア南部ファサーノでの先進7カ国首脳会議(G7サミット)に参加した後、スイスへ移動する。政府関係者が9日、明らかにした。

 平和サミットはロシアの侵攻を受けてウクライナが提唱する和平案「平和の公式」について話し合う首脳級会合。ウクライナのゼレンスキー大統領やスイス政府がG7や欧州各国に加え、新興・途上国にも幅広い参加を呼びかけている。

 首相は、和平の前提としてロシア軍による戦闘行為の即時停止や撤退を訴えたい考えだ。

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