親台湾の超党派の国会議員連盟「日華議員懇談会」は9日、国会内で総会を開き、20日の頼清徳(ライチントー)副総統の新総統への就任式に30人超の議員団を派遣すると発表した。総統就任に際した訪問としては過去最多という。18~20日の日程で訪台し、頼氏や蔡英文(ツァイインウェン)総統、立法院(国会に相当)の韓国瑜(ハンクオユイ)院長との会談を調整している。
総会で古屋圭司・日華懇会長(自民党)は「日台そして米国を含めた共通の価値観を持つ国々との連携強化を図っていくことが、私たちの最大の役割だ」と強調。頼氏はビデオメッセージを寄せ、「台湾と日本は生死を共にする運命共同体となっている。台湾有事は日本有事、日本有事は台湾有事だ」と訴えた。台湾の在日大使館に相当する台北駐日経済文化代表処の謝長廷(シエチャンティン)代表も出席した。
日華懇は台湾との交流深化や、米国議員も交えた「日米台戦略対話」の対面での早期開催などの活動方針を発表。また、4月に台湾東部沖で発生した地震のお見舞いとして、会費から100万円の義援金を贈った。(高橋杏璃)
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